日本国内でNBAの試合を見るにはどうすればいいのか? 2023-2024シーズンは、これまでの『NBA Rakuten』(楽天株式会社運営)に加えて、『WOWOW』(ワウワウ)でもNBAを見られるようになった。
10月下旬の今シーズン開幕から約2か月が経ったが、2024年に入ってもNBAはレギュラーシーズン後半戦はもちろん、トレード期限、NBAオールスター、プレイオフと注目イベントが目白押しだ。
ここでは、まだNBAの視聴環境が整っていない方や乗り換えを検討中の方に向けて、日本国内でNBAのライブ&見逃し視聴を楽しむ選択肢を紹介し、それぞれのサービスの特徴や料金、どんな人に向いているかを解説する。
WOWOW NBAとは? 放送・配信内容・料金
2017-2018シーズンまでNBAの放送を行なっていたWOWOWが、今季から6年ぶりに再びNBAに帰ってきた。WOWOWは、スポーツ、エンターテインメント、音楽、映画、ドラマなど様々なコンテンツをテレビBSチャンネルやインターネットを介したオンデマンドで配信する総合チャンネル。今季はNBAを毎週7試合ライブ配信し、そのうち5試合をテレビチャンネルでも生中継(生放送)する。
WOWOWを契約すれば、もちろんNBA以外の番組も見放題となる。欧州サッカーのチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、テニスのグランドスラム大会、世界ボクシングの注目マッチといったスポーツコンテンツから、映画・音楽などエンターテインメントコンテンツまで幅広い番組を楽しむことができる。2023年10月にはWOWOWオンデマンドでParamount+(パラマウントプラス)も視聴することができるようになり、ますますコンテンツが充実している。月額料金は税込2530円。
2018年までNBA放送をしていた当時、WOWOW NBAは様々な芸能人やインフルエンサーを巻き込んでNBAの魅力を伝えてきた。放送終了後も根強いファンは多く、NBA放送復活を望む声は少なくなかった。
WOWOWで視聴可能な主なNBAコンテンツ
- 毎週7試合をWOWOWオンデマンドでライブ配信。
- 上記毎週7試合の中から注⽬の5試合を実況・解説付きでテレビチャンネルでも⽣中継(生放送)。
- ⼋村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)、渡邊雄太(フェニックス・サンズ)の試合を毎週1試合ずつ生中継(生放送)&ライブ配信。
- NBAオールスターゲーム、NBAオールスターサタデーを⽣中継(生放送)&ライブ配信。
- プレイオフのカンファレンス決勝全試合(東西合計最大14試合)を⽣中継(生放送)&ライブ配信。
- NBAファイナル全試合(最大7試合)を⽣中継(生放送)&ライブ配信。
WOWOW NBAが向いている人
- NBAを1日1試合程度見られればOKな人(全試合を見られる必要がない人)
- オールスターゲームやプレイオフのカンファレンス決勝、NBAファイナル等のビッグゲームを見たい人
- WOWOW NBAの実況・解説陣でNBAを見たい人
- NBA以外のスポーツ(欧州サッカー、テニス、ボクシングなど)も見たい人
- スポーツのほか映画、ドラマ、音楽、アニメなども見たい人
- テレビで見たい、かつ、インターネット(オンデマンド)でも手軽に見たい人
- 楽天モバイルの契約を望まない人
- 楽天モバイルで月間データ通信量20GB以上を使う人(20GBを超えるとWOWOWの月額料金を上回るため)
楽天のNBA配信サービスは?(楽天モバイル/NBA Rakuten)
2017-2018シーズンからNBA中継に参入した楽天は、2023-2024シーズンから2つのサービスでNBAを配信する。ひとつは携帯通信事業の楽天モバイル契約者向けの『NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル』、もうひとつは従来型のNBA Rakuten(LEAGUE PASS/リーグパス)だ。
1. NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル
『NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル』は、今季から始まった新しいサービスで、携帯電話事業である楽天モバイルの『Rakuten最強プラン』もしくは『Rakuten最強プラン(データタイプ)』の契約者を対象としている。『最強プラン』契約者であれば、誰でも追加料金なしで、後述するNBA RakutenのLEAGUE PASS(リーグパス)と同等のコンテンツを全て視聴することができる。
『最強プラン』の料金は従量課金制で、月間のデータ通信量が3GBまでなら月額1078円、20GBまでなら月額2178円、20GB以上(無制限)なら月額3278円(いずれも税込)となる。
『最強プラン』の契約者は、NBAだけでなく、プロ野球パ・リーグ全試合を視聴できる『パ・リーグSpecial』やYouTube Premium3か月無料トライアルなどの特典もついてくる。
『NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル』で視聴可能な主なNBAコンテンツ
- レギュラーシーズン全試合(ライブ及び見逃し配信)
- インシーズン・トーナメント(ライブ及び見逃し配信)
- NBAオールスターゲーム(ライブ及び見逃し配信)
- プレイイン・トーナメント全試合(ライブ及び見逃し配信)
- プレイオフ全試合(ライブ及び見逃し配信)
- NBAファイナル全試合(ライブ及び見逃し配信)
- ロングハイライト、クラシックゲーム、ドキュメンタリーなどNBA Rakuten上のすべての映像コンテンツ
『NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル』が向いている人
- 最安値でNBAを見たい人(WOWOWの月額料金を下回るには、月間データ通信量を20GB未満に抑える必要あり。3GB未満なら最安値)
- NBAの試合を全て見たい人
- プロ野球(パ・リーグ)も見たい人
- 楽天モバイルをすでに契約している人(※申し込み不要でNBAの視聴が可能)
- 『楽天市場』や『ラクマ』などを頻繁に利用しているいわゆる『楽天経済圏』にいる人
2. NBA Rakutenの『LEAGUE PASS(月額)』
従来のNBA Rakutenの複数のプランが1本化され、月額課金方式のみとなった。コンテンツ内容は『NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル』と同じで、NBA全試合のほか、ハイライトやクラシックゲームなどNBA Rakuten上の全ての映像コンテンツを見ることができる。月額料金は税込4500円。
楽天モバイルとの契約は不要で、誰でも購入可能だ(購入には無料の楽天会員登録が必要)。
NBA Rakutenの『LEAGUE PASS(月額)』で視聴可能な主なNBAコンテンツ
- 『NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル』と同じ。
NBA Rakutenの『LEAGUE PASS(月額)』が向いている人
- NBAを全試合見たい人
- 楽天モバイルと契約できない人
- 楽天モバイルとの契約を望まない人(すでに他キャリアの契約があり、乗り換えや新規契約を望まない人など)
- 他と比べて料金が高くても気にしない人
NBA放送・配信サービス別の料金比較表
※月額料金の安い順
サービス及び データ使用量 | 月額料金 (税込) | 主なNBA配信・放送内容 |
楽天モバイル 『Rakuten最強プラン』 (月間データ通信量3GB未満) | 1078円 | 全試合配信(ライブ&見逃し) |
楽天モバイル 『Rakuten最強プラン』 (月間データ通信量20GB未満) | 2178円 | 全試合配信(ライブ&見逃し) |
楽天モバイル 『Rakuten最強プラン』 (月間データ通信量20GB以上) | 3278円 | 全試合配信(ライブ&見逃し) |
WOWOW NBA | 2530円 | 週7試合配信(ライブ&アーカイブ)、 そのうち5試合テレビ生中継(生放送) ※NBA以外の番組も全て視聴可能 |
NBA Rakuten 『LEAGUE PASS(月額)』 | 4500円 | 全試合配信(ライブ&見逃し) |
※楽天モバイル『Rakuten最強プラン』はデータ通信専用『Rakuten最強プラン(データタイプ)』も同料金。
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