【ホープフルS2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

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(C)Getty Images/Sporting News

2023年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス(GⅠ/芝2000m)が行われる。ヴェロキラプトル、ゴンバデカーブース、シンエンペラー、センチュリボンド、レガレイラらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

今回はホープフルSの消し条件について、GⅠ昇級後の過去6年から分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 前走レース

皐月賞と同コースのため、クラシックを狙う馬はホープフルSに照準を合わせることが多い。近年では勝ち馬が出世している傾向にあるが、このレースで好走するためには、臨戦過程が重要である。

勝ち馬は前走オープン以上のレースから出走している傾向にある。1勝クラスからの臨戦過程では勝利こそはないものの、2、3着馬は出ている。

一方でそれ以外のレース、前走新馬戦や未勝利戦の臨戦過程の馬が消しデータに当てはまる。前走新馬戦は(0-0-1-10)で、馬券に絡んだのは2017年8番人気のステイフーリッシュのみ。前走未勝利戦は(0-0-0-14)で、こちらは3着以内がいない。

また、前走ダート戦は(0-0-0-6)。芝である程度高いレベルのレースでしのぎを削った馬が、このレースに絡んでいる傾向にある。前走が新馬戦や未勝利戦、ダート戦の馬は消しで良いだろう。

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■【予想】過去の傾向分析② レース間隔

GⅠレースに挑むため、馬を仕上げるのにある程度時間が必要だ。過去6年では中4~7週の馬が基本的に馬券に絡んでいる傾向にある。中2週以下の馬は(0-0-1-17)で、馬券に絡んだ馬は前述のデータでも挙げた2017年のステイフーリッシュ。近走では馬券に絡んでいないために、中2週以下の馬は消しで良いだろう。

また、中3週の馬も(0-1-0-7)と、相性は良くない。中3週の馬は馬券を絞るならば消しで良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走着差

前走敗戦馬は0秒2差まで、大体1馬身負けくらいであれば、このレースで巻き返すことができる。一方で0秒3差以上の負けだった馬は、このレースでは巻き返せない傾向にある。過去6年で前走0秒3差以上負けていた馬の成績は(0-0-0-18)で、1頭も馬券に絡んでいない。

2歳のGⅠレースにはクラシックを見据える馬も出走してくる。現時点である程度の完成度は必要だ。データからも前走0秒3差以上負けている馬は消しで良いだろう。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。