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渡邊雄太「試合に出られなかったのは、逆に良い機会だと思ってリフレッシュする」|レイカーズ戦後一問一答(12月6日/現地5日)

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Yuta Watanabe
(Getty Images)

フェニックス・サンズの渡邊雄太が、12月6日(現地5日)に敵地のクリプトドットコム・アリーナで行われたNBAインシーズン・トーナメント準々決勝のロサンゼルス・レイカーズ戦後に日本メディアの取材に応じた。

今季3度目の日本人対決の実現が期待されたこの試合だが、渡邊はベンチ入りしながらも出場機会はなかった。試合はレイカーズが106-103で接戦を制し、サンズはインシーズン・トーナメント敗退が決まった。

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以下、渡邊の試合後の一問一答(すべて日本語での質疑応答。質問は要約)。

試合に出られなかったのは、逆に良い機会だと思ってリフレッシュする

──出場機会がないまま試合が終わったことについて。

渡邊:個人的には、今シーズンそんなに(自分の出来が)良くないと思っている。めちゃくちゃ悪いかって言われたらあれ(そうではない)ですけど、良い試合が本当に少なくて、ずっと平均か平均よりちょっと下みたいな試合が続いてる。

去年からもっと成長した自分を見せれるんじゃないかっていうの(自分の想い)とのギャップ。周りから期待されてシーズンを始めるっていうのも、今シーズンが初めてなんで、その辺のギャップでちょっと……。ま、自信を持ってプレイはできてると思うんですけど、そこのギャップにちょっと自分自身戸惑っている部分があったりする。

こうやって試合に出られなかったのは、逆に良い機会だと思ってリフレッシュする(ようにしています)。またケガ人が1、2人出たり、もし万が一、負け続けるようなことがあったらまたすぐにローテーションに加わると思いますし。本当に何があるかわかんないので。

試合に出られないのは嫌ですけれど、今は自分のなかではプラスにとらえるようにしています。

──うまくいかないのはシュート面?

渡邊:シュートは、確率が悪いかって言われるとそんなに確率悪くなくて。だから、そこまでめちゃくちゃ悪いシーズンかって言われたら別にそんなことはなくて。逆に、今までの僕だったらよくやってるっていうふうに見られるでしょうし。

──期待値が上がっている?

渡邊:そうですね。今シーズンは自分自身でも期待値上げてやってるんで、そこのギャップと周りからのギャップ。あと、シーズン前から言ってるんですけど、(チーム内に)自分の役割に徹しられる選手がこれだけ揃っている。

そのとき、そのときで使える選手、良い選手っていうのを使っていくようになると思うんで、別に自分に自信がないとか、そういうわけでは一切なく、単純に、そこのギャップがあるという感じですかね。そこは自分が成長しなきゃいけない部分なので。

──これからも成長し続ける必要がある。

渡邊:そうですね。それができないと、もうこの世界にいれない。別に今までもそうやってきましたし、またやり直し。自分自身では結構想定内というか。逆に、むしろよくここまで自分を使ってくれたなっていう感覚なんで。

だから焦りみたいなのもないですし、常にしっかりと準備して、また次、出番が来たら、しっかり自分のことをやり切るようにって。

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シーズン序盤から試合に出れて、ちょっとぬるすぎました

──ポジティブな言葉が聞けた。

渡邊:去年の今頃が、一番良かった時期なんですよね。(3ポイントショットを1試合で)5本決めたり、4本決めたりとか。去年あれだけできていた。ま、あれだけできたと言っても、数字的には今年のほうがちょっと悪いですけど、そんなに大きな違いもないですし。爆発している試合がまだないっていうのが(去年との違いだと思う)。

──調子が少し下がると出番が減ってしまうという厳しい立場であることについて。

渡邊:使われるにこしたことはないですけど、このままずっと同じように使われてても、ずっとこんな感じの自分が続いちゃうんじゃないかなっていう心配もあったんで、逆に1回、こうやってまた自分の頭を冷やすというか、本当にリセットするみたいな感覚です、今は。

──崖っぷちに行かないとだめ?

渡邊:そうなんです。だから、シーズン序盤から試合に出れて、ちょっとぬるすぎました。プレシーズンからちょっとぬるま湯に浸かった……いや、浸かってはいないですけど、環境が今まで以上にちょっとぬるかったんで。

──試合に出ないときにはコーチから「今日はこうだったから使えなかった」といったような説明はありますか?

渡邊:ヘッドコーチとではなく、自分の担当のコーチとは色々と話したりします。あと、試合出れるのに出れなかったのは今日が2試合目で、前回の(DNPだった)デンバー戦では、前半使ってもらえなくて、前半、チームもよくなかったんで、「後半、行くかもしれないから準備して」って言われていた。

今日はこういう試合ですし、展開的にもあれだったんで、ずっと出れないだろうなと思ってましたけど、本当に、(ローテーションに)入る、入らないのなかにいると思います。

取材・一問一答構成:宮地陽子


サンズは次戦、9日午前11時(現地8日)にホームのフットプリント・センターでサクラメント・キングスと対戦する。

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