12月24日（現地23日）、オクラホマシティ・サンダー戦で途中出場したロサンゼルス・レイカーズの八村塁が試合後にメディアの取材に応じた。

八村はチームが129-120で勝利した試合で、21得点、6リバウンド、2アシスト、2スティールを記録している。

以下、八村の試合後の一問一答（前半は英語での質疑応答の翻訳、後半は日本語での質疑応答。質問は要約）。

攻守両面で積極的にプレイしようと思った

——ダービン（ハム・ヘッドコーチ）がこの2試合で見せたようなリムへの素早い攻撃や積極的な守備について話していたが、ここ数週間ケガに悩まされるなかでリズムを取り戻すためにどんなことを感じていたか？

八村：攻守両面で積極的にプレイしようと思いました。まずはディフェンスから始めようと。相手はオフェンスに優れるチームで1対1を得意とする選手もいます。だからフィルムをたくさん見て、今朝のシュートアラウンドをしたときに事前に準備をしっかりしたのも、チームや僕にとってリズムを掴めたことにつながっていると思います。

——前半がかなり好調だったが、ハーフタイムをはさんでまたすぐにリズムを掴むのは難しい？

八村：もちろん難しいです。でもそれが僕の仕事ですから。チームがそれを求めていて、それをやるのが僕の仕事。チャレンジですが、それも試合の一部ですから。昨シーズンもプレイオフで同じローテーションでリズムを掴みました。大変ですが、とにかく攻守両面で積極的にプレイしてやるべきことをやる必要があります。

チェット・ホルムグレンの存在がダンクに拍車をかけたのは間違いない

——今日はリムに積極的にアタックしていたが、（第3Q終盤に）短時間に2回ダンクにトライして、ディフェンダーの間を抜いて失敗したダンクもあった。

八村：あれはやばかったですね。右手でダンクすべきだったと、試合後にフィルムを見て思いました。とにかくアグレッシブに行くことを心がけましたね。チェット（ホルムグレン）は素晴らしいリムプロテクターなので、もし僕がレイアップに行っていたからブロックされると思ってダンクに行きました。僕はファウルされたと思ってますけど（笑）。

——ホルムグレンの存在がダンクしようという気持ちに拍車をかけた？

八村：それは間違いないですね。優秀なショットブロッカーだから、ダンクしようと思ったんです。

次の試合でも集中して試合をしてリズムを掴まなくてはいけない

——AD（アンソニー・デイビス）は今日は必ず勝たなければいけない試合だと話していた。その大事な試合で勝利したことをどう受け止め、どう維持していくのか？

八村：インシーズン・トーナメント以降、試合日程的にも遠征もあったりで僕らはちょっと苦戦していました。ミネソタ・ティンバーウルブズとの試合後にみんなで話し合ったんです。ADが言ったように、次の試合は絶対に勝たなければいけないと。

今朝のシュートアラウンドでもみんなすごく集中していて、だから勝てたんだと思います。この調子でやってリズムに乗っていく必要がありますね次の（ボストン）セルティックスとのクリスマスゲームも大事なので、今日みたいに集中して試合をしてリズムを掴まなくてはいけないと思います。

クリスマスゲームに出るのをすごく楽しみにしている

——クリスマスゲームに出場できることについて。

八村：（ワシントン）ウィザーズではそういう機会がなかったので、レイカーズでこうしてクリスマスゲームに出れるというのは決まっているので、次の試合に出れるのはすごく楽しみにしています。

——今日は第1Qから16得点をあげたが、試合の入りはどうだったか？

八村：いい感じで入れたんじゃないかと思いますね。アグレッシブに行こうと思って、1つ前の試合の勢いを良さをそのまま続けていけたので良かったんじゃないかと思います。

——フリースローのときにマスクを外す場面があったが。

八村：前の試合でフリースローを結構落としたので、コーチ陣と話してマスクを外したらいいんじゃないかということになってやりました。1本目はOKだったんですけど、2本目は審判に着けるように言われてしまいました。

——インシーズン・トーナメント以降なかなか勝てないなかでメンタル面でレブロンなどから学んだことはあるか？

八村：1試合1試合も大事ですけど、シーズンは長いので、チームとしてリズムを掴むことも大事だというころは彼から学んでいます。試合に負けても勝っても必ず次の試合があるので切り替えが大事じゃないかなと思っています。

取材・一問一答構成：YOKO B

レイカーズは次戦、12月26日 午前7時（現地25日）にカリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナでボストン・セルティックスとクリスマスゲームを行う。