【ホープフルS2023】予想・分析。好走率44%、複勝回収率約100%の条件とは?

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(C)Getty Images/Sporting News

2023年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス(GⅠ/芝2000m)が行われる。シンエンペラー、ゴンバデカーブース、ヴェロキラプトル、センチュリボンド、レガレイラらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回はホープフルSの好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析① 人気

ホープフルSが2017年にGⅠに昇格したため、該当データは過去6年と少ない。その中で11番人気以下の馬は全部で31頭いるが、馬券に絡んだのは昨年の勝ち馬ドゥラエレーデ1頭のみだ。

昨年こそ、大波乱の決着となったが、ホープフルSは過去データを見る限り、基本的には本命傾向の強いレースと考えることができる。

中心となる馬は、やはり10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。

■【予想】過去の傾向分析② 馬番

ホープフルSは過去6年のデータを見る限り、外枠不利の傾向が目立つ。具体的には馬番16~18番の外枠馬は、過去6年で1頭も馬券に絡んでいない。

さらに、GⅠ昇格前を含めた過去10年で成績を見ても、馬番16~18番で馬券に絡んだのは、2013年の3着馬1頭のみ。この時期の中山2000mでは、外枠が不利な可能性が高いといえる。

今年もフルゲート18頭でレースが行われそうだが、外目の馬は不利と考え、馬番16~18番に入った馬は無条件で消すようにしたい。

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■【予想】過去の傾向分析③ 前走着順

また、過去6年で馬券に絡んだ18頭のうち、17頭は前走2着以上の着順だった。唯一の例外は昨年の勝ち馬だ。

昨年の例外があるが、前走で連対できなかった馬は直近の勢いという点で、大きな割引が必要と考えてよいだろう。

中心となる馬は、前走勝ち馬、もしくは2着馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析④ 前走末脚

そして、過去5年で馬券に絡んだ18頭中、17頭が前走で上がり3ハロン3位以内の速いタイムを記録していた。近年の傾向から上がりの遅い馬は割引が必要といえる。

唯一の例外が、昨年の勝ち馬であるあり、大波乱の決着に終わった昨年は異例と考えたい。

中心となる馬は前走上がり3Fの時計が最低でも3位以内の馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析⑤ 誕生月

最後に、ホープフルSで馬券に絡んだ18頭は、いずれも1~4月産まれの馬となっている。5月に産まれの出走馬は9頭いたが、いずれも馬券に絡んでいない。

2歳戦のため、勝つためには馬の早熟性も問われる。遅生まれとなる5月産まれの馬には不利なデータとなっている。

5月に産まれた馬は成長期間が短く、ここでは割引が必要と考え、中心となる馬は1~4月産まれ馬の中から選びたい。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(5-6-6-21)
勝率13% 複勝率44%
単勝回収率34% 複勝回収率103%

複勝回収率は優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。