【有馬記念2023】予想・分析。好走率48%、回収率約100%の条件とは?

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(C)Getty Images/Sporting News

2023年12月24日、中山競馬場で有馬記念(GⅠ/芝2500m)が行われる。スターズオンアース、タスティエーラ、ジャスティンパレス、ソールオリエンス、ドウデュースらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は有馬記念の好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析① 人気

有馬記念は過去10年で11番人気以下の馬は全部で60頭いるが、馬券になったのは2020年2着のサラキア1頭のみ。2桁人気の馬は相応に厳しい結果となっている。

2020年は例外と考え、基本的に11番人気以下の馬は無条件で消しと考えてよいだろう。

中心となる馬は、やはり最低でも10番人気以上の馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析② 前走着差

有馬記念では過去10年、前走海外GⅠ出走馬を除き、前走で勝ち馬から1秒以上離された馬は44頭出走している。うち馬券に絡んだ馬は2013年のゴールドシップ、2014年トゥザワールド2頭のみだ。

過去10年とはいえ2頭は共に古いデータであり、前走国内出走で大敗を喫した馬は巻き返しが厳しい。近年における有馬記念の現状といえる。

中心となる馬は前走海外出走馬を除き、前走勝ち馬、2着以下の場合最低でも勝ち馬から1秒以上離されていない馬から選びたい。

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■【予想】過去の傾向分析③ 枠順

有馬記念の8枠がコース形態から不利なことは、競馬ファンには知られている。

実際に過去10年で8枠の馬は全部で20頭いるが、馬券に絡んだのは2018年3着のシュヴァルグラン1頭のみ。他の枠と比較しても極端に成績が悪いのが現状だ。

8枠を引いた馬はコースロスによる不利があると考え、中心となる馬は1〜7枠の馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析④ 馬体重

また、有馬記念では過去10年で、軽量の馬は苦戦傾向にある。具体的には当日馬体重460㎏未満で出走した馬の中で、馬券に絡んだのは2020年2着馬サラキア1頭のみだ。

中山は坂がありスピードとパワーの両方が求められるコースだが、近年の傾向から軽量馬は割引が必要といえる。

中心となる馬は当日馬体重が460㎏以上の馬から選びたい。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「前走GⅢ以下、前走ステイヤーズS、前走宝塚記念、前走マイルCS」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(10-8-8-28)
勝率18% 複勝率48%
単勝回収率100% 複勝回収率107%

優秀な回収率となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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著者
Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。