マクレガーの骨折TKO負けでメイウェザーが"小銭"稼ぎ

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現地時間7月10日、『UFC 264』でダスティン・ポイエーとの試合で左足骨折でTKO負けとなったコナー・マクレガー。ボクシング50戦無敗のレジェンド、フロイド・メイウェザーは、マクレガーの負けで”小金稼ぎ”したようだ。

マクレガーとポイエーの第3戦は、2014年にマクレガーが1回TKO勝ち、今年1月にポイエーが2回KO勝ちで、1勝1敗の決着戦だった。特に2戦目は、ポイエーのカーフキックに対応できなかったマクレガーの敗戦が印象的で、2017年のボクシング挑戦以降、MMA業界の技術的な流れに乗り遅れているという現実を顕にするような内容だった。下馬評としてもポイエー優位という声が多かった。

ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで行われた決着戦は、1回終了間際、マクレガーが倒れ込み、左足のスネあたりが不可思議な方向に曲がるアクシデントが発生。ドクターストップによりマクレガーのTKO負けとなった。ポイエーにキックを肘でブロックされ、脚を戻した際の前後に折れたという見方が強い。マクレガーのトレーナーであるジョン・カヴァナーは試合の2週間前に足首を痛めたこと、MRI検査を受けたものの大きな怪我はないと診断されていたことを明かしている。

マクレガーにとっては不運なTKOだが、彼とひと悶着あった人々はほくそ笑んだようだ。2018年に試合内外で敵対関係にあったハビブ・ヌルマゴメドフや、マクレガーにボクシング対戦要求をしたYouTuberのジェイク・ポールらが反応した。

そしてメイウェザーに至っては、スポーツベッティングでポイエーの勝利に5万ドルを賭け、配当金8万5714.30ドル、つまり3万5714.30ドル(約393万円)を儲けたと、ポイエー宛にツイートしている。ポイエーも「君のチャンピオンになったようだな!」と返した。

11日には左足首の手術を受けたマクレガーもこのやりとりに気づき、「3万5千ドルぽっちかよ」とばかりに絵文字付きでメイウェザーにリプライを送っている。もっとも億万長者のメイウェザーにとっては3万5千ドルは、マクレガーが言うまでもなくまさに小金程度。マクレガーのドヤ顔煽りツイートも、ただの"クソリプ(相手にする価値もないリプライ)"でしかないだろう。

骨折部分をロッドとプレートで固定する手術を受けたマクレガーだが、「6週間で復帰する。ダスティン、お前は不正な勝利に喜んでいるようだが、お前は何もしていない!」と意気軒昂だ。UFCデイナ・ホワイト代表も「この戦いは終わっていない」と発言しており、ポイエーとの"第4戦"の可能性は残っている。次もメイウェザーがひと儲けするのかも注目となりそうだ。

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