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レブロン・ジェームズはレイカーズのコーチになれるか? NBAの規則では不可能

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LeBron James and Lakers
(NBAE via Getty Images)

ロサンゼルス・レイカーズは黒星が続き、ダービン・ハム・ヘッドコーチの進退が騒がれている。

ハムHCが続投できるかどうかは分からない。昨季、レイカーズは開幕から35試合で14勝21敗だったが、トレードデッドライン(トレード期限)で立て直し、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ。今季は35試合で17勝18敗だ。しかし、士気は昨季以上に下がっているようで、球団は答えを探している。

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もしもハムHCが退陣となれば、適切な後任を非常に早急に見つけなければならない。その答えは現在のコーチングスタッフにあるのか。それとも、ロッカールームの別のところにあるのだろうか。レブロン・ジェームズがビル・ラッセルやレニー・ウィルケンズを見習い、選手兼コーチを務めることはあるのだろうか?

ジェームズはNBA史上有数の賢い選手だ。しかし、現在のレイカーズで指揮を執ることを期待できない理由をまとめる。

レブロン・ジェームズはレイカーズのコーチになれるか?

ジェームズをレイカーズの選手兼コーチとすることはできない。

殿堂入りしたラッセルやウィルケンズ、ボブ・クージー、デイブ・コーウェンスらが選手兼コーチを務めたが、サラリーキャップが導入された40年前、NBAは選手がコーチを兼任することを禁じた。

これは、ヘッドコーチのサラリーには上限がないため、球団がコーチとしてより多くの報酬を選手に支払えば、サラリーキャップによる制限を回避する手段と見られるからだ。直近では、2004-2005シーズンに先立ち、エイブリー・ジョンソンがダラス・マーベリックスでドン・ネルソンのリードアシスタントコーチに就任するため、選手としての引退をうながされたと報じられた

2004年のマーク・スタイン記者の報道によると、マーベリックスはジョンソンを極めて緊急的な場合だけジャージーを着るアシスタントコーチとするつもりだったが、リーグが「選手兼コーチとしてアクティブロスターにジョンソンをとどめるマーベリックスの計画に契約面で反対した」という。

ジョンソンは2004-05シーズンの残り18試合でマーベリックスのヘッドコーチとなり、2007-2008シーズンまで指揮を執った。

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ジェームズは素晴らしいバスケットボールの考えを持ち、コート上やハドルにおけるコーチと見なされることも多い。だが、NBAのヘッドコーチになりたいと明かしたことはない。

そして彼が望むと望まざるとにかかわらず、NBAの規則により、直近でジェームズがレイカーズの指揮を執ることはできないだろう。

原文:Can LeBron James coach the Lakers? Why NBA rules prohibit player-coach as potential Darvin Ham replacement(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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著者
Gilbert McGregor Photo

Gilbert McGregor is an NBA content producer for The Sporting News.

坂東実藍 Miran Bando Photo

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。