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オールスター復帰を目指す10選手|NBA 2023-2024シーズン

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Devin Booker Phoenix Suns Anthony Davis Los Angeles Lakers
(Getty Images)

新シーズンのNBAでウェスタン・カンファレンスの有力候補とされている4チーム、デンバー・ナゲッツ、フェニックス・サンズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズの選手で、2022-2023シーズンのオールスターに選出された選手は、各チームからひとりずつだけだった。

ここでは、昨季のオールスターゲームに出場しておらず、今季復帰を遂げるかもしれない10選手を取り上げた(アルファベット順)。

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ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)

ボールがいかに早くスターとなったかは簡単に忘れられがちだ。昨季は右足首の骨折により勢いを鈍らされたが、2022年に歴代4位の若さでオールスターに選出されている。

ボールが健康になったホーネッツは、ドラフト全体2位指名のブランドン・ミラーの加入や、マイルズ・ブリッジズの復帰で強化された。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均23.3得点6.4リバウンド、8.4アシスト

デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)

彼もまた、シーズン序盤を欠場した選手だ。だが、歴史的なポストシーズンのパフォーマンスで、オールスターに選ばれなかったことを忘れさせた。

過去2シーズンはプレイオフでエリミネーションゲームに大敗したサンズだが、今季はチームを刷新。ブッカーとサンズはファイナルまで勝ち進んだ2021年のような魔法と周囲からの尊敬を再び勝ち取りたいと意気込んでいる。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均26.8得点、4.5リバウンド、5.5アシスト

ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)

バトラーは昨季ファイナルまで勝ち進んだのに加え、再びのオールスター選出を願っている。

ヒートのスロースタートに加え、東地区にひしめくタレントたちの存在もあり、昨季のバトラーはオールスターに選ばれなかった。かこ5シーズンで選出は2回。いずれもプレイオフで見事なパフォーマンスを見せた翌シーズンのことだ。スタートを改善し、11月に欠場する試合が減れば、選出に役立つだろう。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均22.9得点、5.9リバウンド、5.3アシスト

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アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)

デイビスもまた、シーズン序盤を欠場した選手だが、レイカーズに最も必要とされたポストシーズンに、健康ならいかにまだエリートクラスの選手であるかを証明した。2012-2013シーズンのルーキーイヤー以来、デイビスがオールスターに選ばれなかったのは、過去2シーズンだけだ。

レイカーズが7位よりも上の順位で終えられるほどの出来であれば、デイビスはその流れを止められるかもしれない。

前回のオールスター選出:2020-2021シーズン
昨季スタッツ:平均25.9得点、12.5リバウンド、2.0アシスト

ダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ)

スタッツの落ち込みはわずかだったが、ドノバン・ミッチェルの加入がガーランドに響いた。キャバリアーズがレブロン・ジェームズ在籍時を除いて1993年以降で初のシーズン50勝超を達成した昨季を土台に、今季はオールスターの座を取り戻そうと目指している。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均21.6得点、2.7リバウンド、7.8アシスト

ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)

チームが成功しなかったこともあり、ラビーンは3年連続のオールスター選出とはならなかった。チームに大きな変更はなかったものの、ラビーンとブルズは改善を示すことが課せられる。ラビーンには才能がある。それで彼に必要な勝利をあげることができるだろうか。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均24.8得点、4.5リバウンド、4.2アシスト

カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)

過去数シーズンで欠場が続いたことは、レナードのオールスター選出を妨げてきた。

その欠場がレナードの経歴を傷つけ続けている。クリッパーズは2021年にカンファレンスファイナルまで進んだが、レナードは最後をベンチで迎えた。ファーストラウンドで敗退した昨季も同様だ。

新アリーナの建設、そして延長契約の問題もあり、レナードとクリッパーズは決定的なシーズンに臨むこととなる。

前回のオールスター選出:2020-2021シーズン
昨季スタッツ:平均23.8得点、6.5リバウンド、3.9アシスト

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デジャンテ・マレー(アトランタ・ホークス)

マレーのホークスでの1年目は難しかったが、オフシーズンのトレードや、クイン・スナイダーHCの下でフルシーズンを戦えることで、混戦の東地区で浮上できるかもしれない。

スナイダーHCには攻撃で機会を均等にする指導や、複数のオールスター選手を指導する機会があった。マレーはすぐにその恩恵を受ける可能性がある。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均20.5得点、5.3リバウンド、6.1アシスト

カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

レギュラーシーズンの大半では団結を欠いていたウルブズだが、気迫を見せたシーズンの終盤にそれをうかがわせただけに楽観がある。エドワーズと一緒にプレイしている限り、タウンズはオールスターに選出されるほど輝かなければいけないだろう。

チームレベルで大きく前進し、タウンズがようやく健康になれば、それが実現できるかもしれない。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均20.8得点、8.1リバウンド、4.8アシスト

トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)

新シーズンはマレーとともに、オールスター復帰を果たす堅実なチャンスがあるはずだ。

マレー同様、ヤングも今後の展望に楽観がある。さらに25歳になったばかりという点も有利だ。スタッツが問題になったことはない。まずまずの勝率で、自身が3Pを改善すれば、間違いなくオールスターに選出されるほどに戻るはずだ。

前回のオールスター選出:2021-2022シーズン
昨季スタッツ:平均26.2得点、3.0リバウンド、10.2アシスト

次点

ブラッドリー・ビール(フェニックス・サンズ)
ブッカーが選出される場合、サンズから3人のオールスターが選ばれるのにふさわしくあるために、ビールとチームは間違いなくエリートクラスの活躍が必要となる。

ジェームズ・ハーデン(フィラデルフィア・76ers)
昨季のアシスト王は再び不透明な状況にある。オールスターに復帰するには、大規模な解決策が必要となるだろう。

ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
ゴベアはトップクラスの守備を取り戻すことで、足りないところを補う必要がある。そして、少なくともエドワーズかタウンズのどちらかを上回らなければならない。

クリス・ポール(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
最後にオールスターに出てから丸々1シーズンが経ち、38歳となったポールがクレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズらを上回るのは非常に厳しくなるだろう。

ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
元ドラフト全体1位指名の彼にとって大事なのは、とにかく健康だ。彼がオールスターに選ばれる可能性、チームのチャンスと、すべてはそこにかかってくる。

原文:Devin Booker, Anthony Davis among 10 players seeking NBA All-Star return by Matthew Petersen/NBA.com(抄訳)

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著者
坂東実藍 Miran Bando Photo

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。