女子バスケ日本代表・恩塚亨HCがマリ戦で大活躍の平下愛佳に言及「世界一のシューターになる」|FIBA女子W杯2022

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Aika Hirashita, Japan vs Mali
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9月22日、女子バスケットボール日本代表はシドニー・スーパードーム(オーストラリア)で行われたFIBA女子バスケットボールワールドカップ2022のグループBの初戦となったマリ戦に89-56で勝利し、白星発進となった。

そしてこの試合で得点リーダーとなったのは、20歳とチームで最も若い平下愛佳(#31/トヨタ自動車アンテロープス)だ。平下は2021年のFIBA 女子U19ワールドカップで中心選手のひとりとして活躍し、今大会がA代表として初めて参加する国際大会。そのデビュー戦で、平下は6本中5本の3ポイントショットをを決め、17得点という活躍で日本代表に大きく貢献した。

本人も、試合後の記者会見で「個人的にもすごくシュートタッチが良くて、シュートをしっかり決め切れたのはすごく嬉しかったです」と語っている。

同会見で平下の評価を聞かれた女子日本代表の恩塚亨ヘッドコーチは「素晴らしいシュート力、そしてそのシュート力だけじゃなくてマインドセットも素晴らしいんです」と話した。

「シンプルに自分の力を信じて、チャンスを見逃さずに打っていく。チャンスを取り切る、試合中に(チャンスの)匂いを感じられる特別な選手だと思って評価しています。これからの活躍も期待できる、これから日本を背負って行ってくれる存在になってくれると思っています」

さらに恩塚HCは、ワールドカップ前に平下と「世界一のシューターになる」という話をしていたことも明かした。

ロスター発表時の会見で平下は「自分の強みは3ポイントシュートとアグレッシブなディフェンス」と話していたが、初戦からそれを証明する活躍を見せてくれた。今大会、彼女の活躍は日本代表にとって大きなポイントとなりそうだ。

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著者
大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。