【MLB】大谷翔平がドジャースで投手登板するのはいつ? UCL手術後の二刀流の可能性

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二刀流のスーパースター、大谷翔平を巡るMLBを揺るがした争奪戦は、ドジャースの勝利で幕を閉じた。

2度のリーグMVPに輝く大谷翔平は先週土曜日、12月9日の自身のInstagramを通じてエンゼルスからドジャースへと、高速道路IH-5沿いにロサンゼルスの街を北上する移籍を発表した。新天地ドジャースで自身初のプレーオフ出場、さらにはワールドシリーズ制覇を狙う。

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MLBに活躍の場を移して以来、大谷は過去に類を見ない成功を収めてきた。打っては2871打席で打率.274、171本塁打、437打点、86盗塁をマーク、リーグ屈指の強打者としての実力を存分に誇示してきた。その一方で、大谷はリーグ有数の投手としても非凡な活躍を続けてきた。

これまで86試合に先発し、スタッツは投球回数481.2回、防御率3.01、608奪三振、WHIP(投球回あたり与四球・被安打数)1.08、被打率.200。大谷が所属した6年間で一度も勝率.500をクリアしたことのないエンゼルスにあって、38勝19敗の通算成績を残している。

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ただ、ドジャース・ファンには残念ながら、2024年の大谷にはこの数字は当てはまらず、大谷の出場は指名打者オンリーとなる。

では来シーズンなぜ大谷は登板できないのか、いつになればマウンドに上がれるのか。大谷の現在の状態について見ていこう。

大谷翔平のUCL(肘関節尺側側副靱帯)損傷

2023年、大谷は23試合に先発し、132イニングを投げたところで、大谷は右肘に違和感を感じ、8月終盤に投手としてのシーズンを終えた。

その後、大谷の状態はUCL(肘関節尺側側副靱帯)損傷だと判明、2023年9月19日に手術を受けた

大谷のエージェント、ネズ・バレロ氏によれば、手術はロサンゼルスのニール・エルアトラッシュ医師によって執刀されたとのこと。エルアトラッシュ医師はクリス・セール(レッドソックス)やコービ・ブライアント(元NBAレイカーズ)、アーロン・ロジャース(NFLジェッツ)、ジョー・バロウ(NFLベンガルズ)といった数々のスター選手たちの手術を担当してきた医師だ。

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大谷翔平の故障歴

今回の手術は、大谷のMLB6年のキャリアで2度目の大きな手術となった。

1度目は2018年、大谷はトミージョン手術を受け、その回復のために2019年シーズンは一度もマウンドに上ることはなかった。

そして2020年、コロナウイルスの影響で短縮されたシーズンに復帰を果たしたが、2度の先発後に再び違和感を感じて戦線離脱。この時は右肘の屈筋腱の損傷と診断された。

翌2021年、復帰した大谷は圧巻のピッチングを見せ、続く2022年にはサイヤング賞の投票でトップ5に入る活躍を見せた。

その勢いは2023年も続いていたがUCL(肘関節尺側側副靱帯)を損傷、投手としてのシーズンを終えた。

大谷翔平がドジャースのマウンドに上がるのはいつ?

大谷がUCL(肘内側側副靭帯)損傷を発表した9月のプレスリリースの中で、エージェントは大谷が2024年シーズン中は登板しないだろうと明らかにしている。

「翔平と協議を重ねた結果、最終的なプランとしてはまず故障箇所を治療すること、その上で今後も長期にわたり投げ続ける肘のために生体組織を加えて健康なじん帯を強化するというものです

完全な回復が望めると考えており、2024年の開幕時点ではなんの制限もなくバッティングが、2025年には両方(バッティングとピッチング)ができるようになるはずです」

つまり、大谷がドジャースのマウンドに登るのは2025年のスプリングトレーニングとなりそうだ。

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳:石山修二(スポーティングニュース日本版)

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Kyle Irving is an NBA content producer for The Sporting News.

石山修二 Shuji Ishiyama Photo

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター