細野晴希(東洋大)のプロフィール|経歴・成績・ドラフトについて

Author Photo
時事通信

細野晴希(東洋大)は大学球界屈指の速球派左腕投手で、2023年ドラフトでの上位指名が有力視されている。細野の基本プロフィール、選手としての特徴やプレースタイル、主な戦績、経歴などについて紹介する。

細野晴希の基本プロフィール

  • 指名(読み/ローマ字表記):細野 晴希(ほその はるき/Hosono, Haruki)
  • 生年月日:2002年2月26日
  • 出身地:東京都
  • 身長・体重:180cm83kg
  • 投打:左投左打
  • 守備:投手
  • 所属チーム歴:加住小(交友ビクトリーズ) - 東海大菅生高等学校中等部軟式野球部 - 東亜学園高 - 東洋大学

※身長・体重は東洋大学硬式野球部ホームページより(2023年7月31日時点)

選手としての特徴・プレースタイル

身長180cm体重83kgとバランスの取れた体格から、ダイナミックなフォームで投げ込む大学球界屈指の左腕投手。最速155キロのストレートに、カットボール、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、スプリットなどの変化球を操り三振の山を築く本格派だ。

高校時代までは技巧派左腕として活躍していたが、大学進学後に球速をアップ。1年秋からリーグ戦に登板し、2年秋からはエース格へと成長。3年春には最速155キロを計測した。

奪三振能力の他に、巧みな牽制技術も持ち味。2年春のリーグ戦では7試合で8個のアウトを奪うなど「魔法の牽制」とも称されたほどだ。

2023年のドラフト候補筆頭

大学生投手では西舘勇陽(中央大)や常廣羽也斗(青山学院大)らと並んで上位指名の有力候補となっている。左腕投手であることから、プロ野球志望届(プロ志望届)を提出すれば1位指名で複数球団の競合もあり得るだろう。

大学野球界の名門である東洋大は多くのプロ野球選手を輩出しており、現在は鈴木大地(2011年3位/ロッテ)や中川圭太(2018年7位/オリックス)ら12人がNPBでプレーしている。

現役12人のうち大野奨太(2008年/日本ハム)、原樹理(2015年/ヤクルト)、上茶谷大河(2018年/DeNA)、甲斐野央(2018年/ソフトバンク)が1位指名でプロ入りを果たしている。

細野晴希のこれまでの経歴

細野は加住小2年時から交友ビクトリーズで野球を始め、当時は投手兼一塁手としてプレー。東海大菅生中では3年夏の東京都夏季選手権大会でベスト4に進出した。

東亜学園高では1年夏から公式戦に登板し、東東京大会ベスト4進出に貢献。2年夏も東東京大会でベスト8入りを果たすと、秋はエースとして都大会ベスト4に進出した。同冬には東京都選抜のメンバーとしてキューバ遠征にも参加した。

3年春にはU-18侍ジャパンの研修合宿メンバーに、佐々木朗希(大船渡高)や奥川恭伸(星稜高)らとともに選ばれた(公式戦のため自体)。3年夏は2回戦で敗れて甲子園出場はならず。

東洋大では1年秋からリーグ戦でベンチ入りし、デビューを果たす。2年春からは先発を任されて初勝利も手にしたが、チームは6位で入れ替え戦に敗れて二部降格となった。3年春には二部優勝、自身も最優秀投手賞に選ばれた。一部昇格はならなかったものの、入れ替え戦では自身最速となる155キロを計測した。

迎えた4年春は、二部で最高殊勲選手賞、 最優秀投手賞、最優秀防御率賞、ベストナインとタイトルを総なめ。チームも優勝、入れ替え戦を制して念願の一部昇格を果たした。世代屈指の左腕として、秋のリーグ戦では一部の猛者を相手に圧倒的な投球を見せたい。

細野晴希の主な戦績・個人成績・受賞歴

中学3年(2016年)

  • 東京都春季大会:ベスト8
  • 東京都夏季選手権大会:ベスト4

高校1年(2017年)

  • 春の東京大会:2回戦敗退
  • 夏の東東京大会:ベスト4
  • 秋の東京大会:1次予選敗退

高校2年(2018年)

  • 春の東京大会:3回戦
  • 夏の東東京大会:ベスト8
  • 秋の東京大会:ベスト4
  • 東京都代表としてキューバ遠征に参加

高校3年(2019年)

  • 春の東京大会:3回戦
  • 夏の東東京大会:2回戦(初戦)敗退

大学1年(2020年)

  • 春季リーグ戦:新型コロナウイルス感染症拡大のため中止
  • 秋季リーグ戦:4位

大学2年(2021年)

  • 春季リーグ戦:6位(7校制/2部降格)
  • 秋季リーグ戦:3位(2部)

大学3年(2022年)

  • 春季リーグ戦:1位(2部/最優秀投手賞)
  • 秋季リーグ戦:2位(2部)

大学4年(2023年)

  • 春季リーグ戦:1位(2部/1部昇格/最高殊勲選手賞、 最優秀投手賞、最優秀防御率賞、ベストナイン)
  • 第44回 日米大学野球選手権大会:優勝(最優秀投手)
  • 秋季リーグ戦:

太字は全国大会

[AD] プロ野球を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

著者
林龍也 Tatsuya Hayashi Photo

神奈川県出身。中学時代は野球部で選手、高校、大学、社会人クラブチームではマネージャーとして野球に携わる。市役所勤務を経て高校野球専門メディアで企画・編集・執筆・翻訳などを担当。フリーライターとして独立し、『スポーティングニュース』『オリンピックチャンネル』『SPAIA』『高校野球ドットコム』などの媒体にコラムやレポート、SEO記事などを寄稿。オフには草野球を楽しんでいる。