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ブラッドリー・ビール 試合後一問一答「八村塁はチームで最高の3番」|NBAジャパンゲームズ2022

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ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)
Sohei Oshiba

9月30日、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)にて『NBAジャパンゲームズ2022』(NBA Japan Games 2022 presented by Rakuten & NISSAN)の第1戦が行われ、96-87でゴールデンステイト・ウォリアーズがワシントン・ウィザーズに勝利した。

以下、先発で約18分出場し、9得点、3アシスト、2スティールを記録したブラッドリー・ビール(ウィザーズ)の試合後の記者会見から、質疑応答の抜粋をお届けする。

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「このチームに限界はない」

――初めてプレイした選手が多かったですが、いかがでしたか?

ビール:楽しかったです。いいプレイもありましたが、まだビルドアップしていかなければいけません。KP(クリスタプス・ポルジンギス)を筆頭に新しい選手とケミストリーを作っていくことが大事です。それにディフェンスの面でももっと意識を高めていかなければなりません。テイ(モンテ・モリス)はとてもいいポイントガードでシュートレンジが広いです。(八村)塁も非常に攻撃的でしたし、それをチームも必要としていました。このチームに限界はないと思います。きちんとやるべきことをやってもっと上手くなっていきたいです。

――こういった時間をすごすこと、ケミストリーを作ることはどれぐらい重要ですか?

ビール:とても重要です。僕たちには日本に家族も連れてきていません。こういうふうに遠い国に来たときにチームですごすことによって絆を深めることは非常に重要です。たくさんの時間をチームですごしています。今夜は塁が夕食に連れていってくれるということなので楽しみにしています。

――1月後半以来の試合でしたが、どのように感じましたか?

ビール:いい状態です。戻って来れたことにワクワクしました。

――観客が八村選手を熱狂的に迎えていましたが、それについてどう思いますか?

ビール:本当に特別な体験だと思います。1年半で塁は非常に成長しました。今は自信もつけていますし、プレイのレベルも上がっています。日本のファンも塁がどれだけ特別な才能の持ち主か認めていますし、私たちも塁が重要なメンバーだと思っています。彼がファンに受け入れられてとても嬉しく思っています。

――チームのリーダーの一人として最近契約を延長しました。八村選手にもウィザーズに残ってほしいと思いますか?

ビール:もちろんです。塁とプレイするのは楽しいです。彼はスペシャルなタレントです。多様性がありますし、今シーズンはさらなる活躍を見られると思いますよ。彼は問題に直面してもそれを乗り越えます。ディフェンスも力強いですし、ミスマッチがあればそれを活かすことができます。NBAのゲームに慣れてきていますし、どんどん成熟していくと思います。自分のプレイを試合で出せるし、試合の流れを読むこともできる、今のチームで最高の3番(スモールフォワード)だと思います。

――最初のポゼッションで美しいジャンパーを決めましたが、あれはチームでデザインしたプレイでしょうか?

ビール:プレイはデザインされたものです。今朝コーチに指示されました。久しぶりの試合だったので、このプレイをしっかり決めて、試合の流れに乗れたことを嬉しく思います。

――ポルジンギス選手との初めての試合はいかがでしたか?

ビール:とても楽しいです。僕が一緒にプレイしたビッグマンの中では一番才能があると思います。身長もあるし、スキルもあるし、タフでシュートも上手いです。非利己的で、チームメイトに配慮できる選手です。相手チームは守るのが難しいと思います。

――八村選手が今夜チームを連れて行くレストランはご存知ですか?

ビール:知らないですが、おそらくステーキハウスじゃないでしょうか。チームのメンバーはみんなステーキが好きなので。塁はたくさん食べるんです。

――八村選手のルーキー時代はシャイな印象でしたが、キャラも変わってきましたか?

ビール:若い選手は最初NBAに入ったときにシャイなことが多いです。僕は今でもある意味シャイだと思います。塁は成長もしてるし、進化もしています。NBAのゲームを理解してくると自信もついてきますし、殻を破って感情を表に出す機会も増えますよね。

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NBAジャパンゲームズ2022は、10月1日(土)に両チームの選手やスペシャルゲストなどが参加する『NBAジャパンゲームズ・サタデーナイト2022』(NBA Japan Games Saturday Night 2022 Presented by Rakuten & NISSAN)、10月2日(日)の午後2時からウォリアーズ対ウィザーズの第2戦が行われる。

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著者
大柴壮平 Sohei Oshiba Photo

バスケ雑誌『ダブドリ』編集長。NBA Rakutenにて「大柴壮平コラム」を連載していたほか、『ダブドリ』にて仙台89ERSを追うコラム「Grind」、富永啓生選手のアメリカ挑戦を綴る「姿勢」を執筆している。ポッドキャスター(Trash Talking Theory、Mark Tonight NTR)、YouTuber(Basketball Diner)、フォトグラファーとしても活動中。