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欧州での経験でウェンバンヤマは自信 「アメリカの有望新人より高いレベルでプレイ」

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Victor Wembanyama
(NBAE via Getty Images)

NBAドラフト2023で全体1位指名が予想されるビクター・ウェンバンヤマは、自信に満ちている。なぜだろうか。19歳の怪物は、その唯一無二のスキルセットと特徴でバスケットボール界に旋風を巻き起こしてきたからだ。

6月22日(日本時間23日)のNBAドラフト2023で最初に名前が呼ばれれば、ウェンバンヤマはヤオ・ミンやアンドレア・バルニャーニに続き、アメリカ国内でどのレベルでもバスケットボールをしたことがないままドラフト全体1位指名された3人目の選手となる。だが、ドラフト前に本人が説明したように、ウェンバンヤマは母国フランスでプロとしてプレイした経験があり、アメリカの有望新人たちに対してアドバンテージとなっている。

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NBAファイナルMVPを受賞したヤニス・アデトクンボやニコラ・ヨキッチの成功について問われると、ウェンバンヤマは報道陣に「ヨーロッパや外国人の選手たちがNBAのトップクラスになっていることは当然だと思う」と話した。

「ヨーロッパの選手たちは、ヨーロッパでこういった責任を負うことがない。でも同時に、アメリカの有望新人たちよりも高いレベルで、より良い大会を戦っている」

「両方の世界からベストを得ている選手がトップクラスになっているのは、理にかなっていると思う。ヤニスとヨキッチはそういうキャリアを楽しめていると思うんだ」

「僕はすでに自信を感じている。でも、ヨーロッパ出身の選手たちがこうやって活躍するのを見ると励みにもなるね」

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15歳で初めてプロとしてプレイしたウェンバンヤマは、キャリアの大半で自分がコート上で最も若い選手だったことについても言及した。フランスのリーグでの4シーズンで、ウェンバンヤマはNBAでプレイした経験を持つ80選手以上と対戦している。

米国外出身選手が台頭してきているという言い方は控えめだろう。2022-2023シーズンのNBAでは、オールNBAファーストチームの5選手のうち4選手がアメリカ人ではなかった。そして2選手がアメリカでのプレイした経験なしにNBA入りしている。

歴代でも有数のレベルでウェンバンヤマがドラフト全体1位指名予想されていることは、バスケットボールの成長や、バスケットボールが世界的なスポーツであることを改めて思い起こさせる。

ウェンバンヤマの自信は、自分に寄せられる期待に見合い、米国外出身選手たちが定めてきた水準を満たそうとする推進力となるだろう。

原文:Victor Wembanyama says Europeans 'play at a higher level than American prospects' ahead of NBA Draft(抄訳)

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著者
Gilbert McGregor Photo

Gilbert McGregor is an NBA content producer for The Sporting News.