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#TeamNBAJP によるデイリーリポート 6日目|NBAジャパンゲームズ2022

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NBA Japan Games 2022 Daily Report Day 6
MQ

10月2日、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)にてワシントン・ウィザーズとゴールデンステイト・ウォリアーズによる『NBAジャパンゲームズ2022』(NBA Japan Games 2022 presented by Rakuten & NISSAN)のゲーム2が開催された。試合はウォリアーズが逆転勝利を収め、3日間に渡るNBAジャパンゲームズは大盛り上がりの末に閉幕した。

ここでは、NBAジャパンゲームズ2022期間中にあったことをデイリーリポートとして、アートワーク、コラム、動画などさまざまな形でお届けする。今回はデイリーリポート6日目、10月2日にあったことをまとめる。

アートワーク by MQ

記事のトップ画像となっているアートワークは、ワシントン・ウィザーズの公認スーパーファンとしてもお馴染みであるデザイナーのMQによるものだ。

本人コメント:「ついにNBAジャパンゲームズ2022 全てのイベントが終了しました。今回は日本での人気が高い2チームの来日ということもあり大いに盛り上がったことと思います。

王者の貫禄を見せつけたウォリアーズ、フレッシュな顔ぶれに新たな可能性を感じさせたウィザーズ。

試合を終えた彼らは空港へ直行し、それぞれの拠点で新シーズンの開幕に備えます。

より身近に感じられたジャパンゲームズはたくさんの人の心に残る出来事となったことでしょう。
タイトなスケジュールのなか、コートの内外で素晴らしい思い出を残してくれた選手とチームに感謝しながら、これからも自分らしいスタイルで応援していきたいと思います。期間中あたたかい言葉をかけてくださったみなさま、ありがとうございました。

これからもNBAファンとして、一緒に観戦楽しみましょう」

Twitter: @mqdiner


NBAジャパンゲームズコラム by 宮地陽子

Stephen Curry
NBA Entertainment

NBAジャパンゲームズ最終日は、試合前のステフィン・カリーのスーパーショットとセレブレーションからスタートした。シュート練習中、ゆっくりと左右に大きくステップを踏んだカリーが天井に向けて高く放ったボールは、最初の落下ではゴールを通らずに床でバウンドし、再びリムの上まで跳ね上がってからリングを通過した。それを見届けたカリーは、コート中を走り回り、チームメイトたちと空中で身体をぶつけ合うセレブレーションを見せた。

チームによっては「試合前にふざけるな」と怒られそうな場面だが、こうやって子供のように楽しむポジティブな空気と、真剣勝負になったときの切り替えのうまさはカリーの、そしてウォリアーズの強さの秘訣のひとつだ。楽しむときは楽しみ、試合が始まったら引き締める。

そのウォリアーズ、ゲーム1では得意のはずのシュートが入らなかったのだが、ゲーム2では試合開始直後にジョーダン・プールが3Pショットを決めたのを皮切りに、試合を通して16本の3Pを沈めた。カリーもゲーム1では3Pショット4本中1本成功に終わったが、ゲーム2では17分弱の短い出場時間ながら、遠い距離からのロング3Pを含め3本の3Pショットを決めて17得点。試合でのシュートが入らないまま日本を離れないと決めていたかのように、リーグ最高シューターの意地を見せた。

Rui Hachimura
NBA Entertainment

一方のウィザーズは、エースのブラッドリー・ビールがコンディショニング調整のために欠場したが、八村塁がゲーム1に続き、試合開始からアグレッシブなプレイを見せて活躍。11得点に加えて、チーム最多の10リバウンドをあげた。

実は、リバウンドは八村にとって課題のひとつだった部分だ。昨季の平均リバウンドは3.8本と、身長がある割に少なかった。それがジャパンゲームズの2試合では、ゲーム1で9本、ゲーム2で10本と、リバウンドの意識が上がったところを見せた。

「積極的にリバウンドを取るとボールプッシュもできるので、そういうところは僕も意識しながらやった」と八村。

「今年はリバウンドをとったあとのボールプッシュをもっとやっていきたい」とも語った。

両チームが来日した9月28日から、ゲーム2が終わって帰国した10月2日まで、日本のファンにとっても、両チームの選手にとっても、お祭りのような5日間だった。ファンはNBA選手たちを間近で見て、感じて、触れあって、NBAエンターテイメントを満喫した。選手たちは日本滞在を楽しみ、忙しい中でも様々な日本文化を経験し、会場ではアメリカのアリーナとは一味違うファンの声援を楽しんでいた。

祭りが終わると日常が始まる。NBAの日常は、6ヵ月間、82試合の長いシーズンの真剣勝負。昨季のNBAチャンピオンのウォリアーズにとっては連覇に向けて、そしてウィザーズにとっては昨季逃したプレイオフの場に再び立つための戦いが始まる。アメリカに向かったチャーター機が着陸する頃には、選手たちの気持ちも10月18日(現地時間)のシーズン開幕に向けて切り替わっているはずだ。試合前にはしゃいでいたように見えたカリーが、試合が始まると勝負師になったように。

Twitter: @yokomiyaji

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#TeamNBAJP デイリーリポート動画 10月2日版


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著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ