川島悠翔はどんな選手? 特徴・経歴・成績まとめ|TSNバスケ選手名鑑

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川島悠翔
(C)FIBA

『The Sporting Newsバスケットボール選手名鑑』(TSNバスケ選手名鑑)では、国内外で活躍する注目のバスケットボール選手ひとりを取り上げ、知っておきたい基本情報や最新ニュースを紹介する。

今回取り上げるのは、福岡大学附属大濠高校を2年で中退し、オーストラリアの『NBAグローバルアカデミー』に進む川島悠翔(かわしまゆうと)。基本プロフィール、選手としての特徴やプレースタイル、主な戦績・受賞歴、経歴などについてまとめていく。

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川島悠翔の基本プロフィール

  • 氏名(読み/ローマ字表記):川島悠翔(かわしまゆうと/Kawashima, Yuto) 
  • 生年月日:2005年5月27日
  • 出身地:群馬県
  • 身長・体重:200cm・93kg
  • 所属チーム歴:群馬大学教育学部附属中学校(無限 NO LIMIT GUNMA BASKETBALL ACADEMY)- 福岡大学附属大濠高校 - NBAグローバルアカデミー

※身長、体重は2023年6月5日時点のJBA発表による。

選手としての特徴・プレースタイル

アウトサイドのシュート力、跳躍力、クイックスネス、ボールハンドリングなど様々な能力に秀でた大型オールラウンドプレイヤー。そのポテンシャルの高さは中学時代から広く注目され、福岡大学附属大濠高校時代に披露した万能ぶりは、同じ2メートル超の八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)や渡邊雄太(ブルックリン・ネッツ)が高校生だった頃以上のものだと感じた。

2022年にはU16日本代表、U18日本代表として各年代のアジア選手権に参加し、U16大会ではMVP、U18大会ではオールスターファイブ(ベスト5)を受賞。さらに、FIBA U17ワールドカップでも大会得点ランキングで2位につけ、その実力が世界レベルであることを示した。

そして2023年4月2日、3月31日をもって福大大濠高を中退し、オーストラリア・キャンベラに所在するNBAの育成組織『NBAグローバルアカデミー』に加入することを同校バスケ部のSNSを通して発表した。

2023年には2021年に続いてU19日本代表メンバーに選出され、6月24日よりハンガリーで開催される『FIBA U19バスケットボールワールドカップ』に出場予定だ。

福大大濠高中退・NBAグローバルアカデミー移籍の経緯

『バスケット・カウント』の記事によれば、川島は中学時代から「大学ではアメリカのNCAA1部でプレーしたい」と考え、可能ならば高校から海外を拠点に活動したいという意向を持っていたものの、コロナ禍を受けてこれを断念。「在学中に海外挑戦をしたい」という意向を伝えた上で福岡大学附属大濠高に進学し、そのチャンスを待っていた。

そして、NBAグローバルアカデミーのトライアウトに合格したことを受けて、高校2年時の教育課程を終えたタイミングで同校を中退する決断をした。

NBAグローバルアカデミーって何? どこにある?

NBAグローバルアカデミーは、アメリカ以外で生まれ育ったユース世代の有望バスケットボール選手のハブとしての役割を持つ組織。NBAの関連組織ということで、アメリカにあると勘違いされがちだが、オーストラリア・キャンベラに所在する施設だ。

NBAグローバルアカデミーはオーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)内に所在し、メンバーは最大16人という少数精鋭の構成。世界中から集まったよりすぐりのバスケットボールエリートたちは現地の高校に通いながら、NBAから派遣されたトップコーチや、世界トップクラスの水準を誇るAISの専門家たちの指導を受け、研鑽を積む。

なお、NBAグローバルアカデミーには同じ日本からジェイコブス晶が参加中(2022年~)。川島は日本人選手として2人目のNBAグローバルアカデミー参加者となる。

川島悠翔の主な戦績・個人成績・受賞歴

2018-2019年(中学1年)

  • 全国大会の出場経歴なし

2019-2020年(中学2年)

  • 都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会出場(通称ジュニアオールスター/決勝トーナメント1回戦敗退) ※群馬県選抜として参加。

2020-2021年(中学3年)

  • ジュニアウインターカップ準優勝(個人:ベストファイブ選出) ※NLG INFINITYとして参加。

2021-2022年(高校1年)

  • U19日本代表:FIBA U19ワールドカップ2021出場(16位)
  • インターハイ3位 ※U19 W杯終了後途中合流。
  • ウインターカップ優勝(個人:ベストファイブ選出)

2022-2023年(高校2年)

2022-2023年

  • U19日本代表:FIBA U19ワールドカップ2023出場予定

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著者
青木美帆 Miho Aoki Photo

早稲田大学在学中に国内バスケットボールの取材・執筆を開始し、バスケ専門誌編集部などを経て2015年に独立。現在は国内バスケ関連の記事執筆、編集、映像コンテンツのコーディネートなどを中心に活動中。