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グライナーが釈放後初めて発言「家に帰れてとても嬉しい!」

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Brittney Griner 120822
(NBAE via Getty Images)

ブリトニー・グライナーは12月16日(日本時間17日)、米国に帰国後初めて公の場でコメントを発表した。インスタグラムの投稿でWNBAのチームメイトやバイデン政権に感謝の意を表している。

フェニックス・マーキュリーのスター選手であるグライナーは、ロシアで10か月近く過ごした後に12月8日(同9日)に米国に帰国した。『CBS News』によると、彼女は、米国とロシア間の長期にわたる交渉の末、世界的な武器商人のビクトル・ボウト受刑者との囚人交換で解放されたという。

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「家に帰れてとても嬉しいです!」と、グライナーは述べている。

「この10か月は常に戦いでした。信念を貫くために力を振り絞りました。私を支えてくれたのは多くの方々の愛でした。皆さんのご協力に心の底から感謝しています」

グライナーは今年の2月、モスクワ近郊の空港でロシア連邦税関から同国では違法薬物とされるハッシュオイル(液体大麻)を所持していた疑いをかけられ、拘束された。

8月4日(同5日)には、グライナーに薬物所持と密輸の罪で禁錮9年の実刑判決が下されていたが、彼女の拘留期間はアメリカとロシアの囚人交換交渉によって確定することになっていたため、この判決は形式的なものと見なされていた。

『CBS News』によると、グライナーは12月8日、アラブ首長国連邦で行われた囚人交換で解放された。アメリカ合衆国のジョー・バイデン大統領は、グライナーを米国に戻すために、米国人殺害の共謀罪で25年の実刑判決を受けていたボウト受刑者を解放している。

グライナーは、自分を帰国させてくれたことについてバイデン大統領に感謝し、また、スパイ容疑でロシアに4年間収監されている元海兵隊員のポール・ウィーランの事件に対する関心を高めるために、自分のプラットフォームを活用する予定であることも付け加えた。ウィーランと米国政府は、これらの容疑を一貫して否定している。

「また、私の帰国を支援してくれた皆さんには、すべてのアメリカ人を帰国させるための努力を継続してほしいと思います」とグライナーは述べている。

「どの家族もみんな一緒にいるべきです」

彼女は、2023年のWNBAシーズンにはマーキュリーでプレイすることも明言した。

「今シーズンはWNBAのフェニックス・マーキュリーでバスケットボールをするつもりです」と、グライナーは続けている。

「そうすることで、私を擁護してくれた人たち、嘆願書を書いてくれた人たち、ソーシャルメディアに投稿してくれた人たちに、直接「ありがとう」と言えることを楽しみにしています」

原文:Brittney Griner speaks out for first time since U.S.-Russia prisoner swap: 'It feels so good to be home!'
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc

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著者
Jordan Greer Photo

Jordan Greer is an NBA content producer for The Sporting News.